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婦人科 医療スタッフ

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について


子宮頸がんとは、子宮の入り口である「子宮頸部」に発生するがんです。

がんの中では比較的若い世代に発症しやすく、30歳代後半が発症年齢のピークです。

日本では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が亡くなっています。


子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因です。

HPVには100以上の種類があり、そのうち15種類くらいが子宮頸がんに深くかかわっています。


HPVワクチンの種類

2価ワクチン(サーバリックス)  2種類のHPV1618)を予防

4価ワクチン(ガーダシル)    4種類のHPV6111618)を予防

⇒子宮頸がんの約5070%を防ぎます

9価ワクチン(シルガード)    9種類のHPV61116183133455258)を予防

⇒子宮頸がんの約88%を防ぎます


ワクチンの接種について

■定期接種対象者

小学校6年生~高校1年生の女の子は、公費で接種できます。

■キャッチアップ接種

199742日~200641日生まれの女性で、過去にHPVワクチン接種を合計3回受けていない方は、20224月~20253月まで公費で接種できます。

【公費接種可能ワクチン】

2価ワクチン(サーバリックス)

4価ワクチン(ガーダシル)

9価ワクチン(シルガード)は公費の対象になっておらず、全額自費ならば接種が受けられます。

※上記対象外の方は自費で接種を受けることが可能です。


ワクチン接種ご希望の方

電話でご予約下さい。

接種の相談でご来院される時は婦人科でご予約ください。

当院では、「サーバリックス」「ガーダシル」「シルガード」の3種類のワクチンを取り扱っておりますが、ご予約いただいてからの取り寄せになります。

 
接種回数と料金

  • サーバリックス(2価) 3回接種 ¥16,700(税込)/回(診察料は含みません)

  • ガーダシル(4価)   3回接種 ¥16,700(税込)/回(診察料は含みません)

  • シルガード(9価)   3回接種 ¥33,000(税込)/回(診察料は含みません)

プロフィール/ Profile

育良クリニック

目黒区にある産婦人科です。
患者様へのお知らせや、妊娠育児のあれこれ配信しています。

投稿者/ Contributor

浦野晴美・理爺長
育良クリニック創設者。
どうでもいいことを「理爺長のつぶやき」でつぶやいたり産科医としてのコメントをのせます。
院長
とらママ
育良クリニックマネージャー。
2011年1月、第一子「とらさん」
2012年6月、第二子「りゅうちゃん」
2014年2月、第三子「うまくん」
2016年4月、第四子「おさる」
2020年10月、第五子・初女子「じら」
(すべて愛称)
を当院で出産。
妊娠・出産・育児の奮闘記を綴ること多し。
医療スタッフ
医療スタッフ
開院当初からの超ベテラン。
医療的な質問に回答したり、日々のできごとを綴ります。
育良事務局
コンシェルジュスタッフがイベントやお知らせを随時配信します。

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